シンボルの説明

顧客やゲストからの適切な表示の要求に応えるためには、提供者としての専門知識が必要です。アレルゲン成分だけでなく、「ビーガン」や「乳糖不耐症」などの定義についても理解していることが重要です。

このページでは、各アイコンに関連する情報を提供しています。表示を実施する前に、これらの情報を注意深く読んでください。これは、顧客や法規制の期待に応えるための安全性を確保するためです。また、これらの情報を従業員に提供することもできます。

すべての情報は、最善の知識と良心に基づいてまとめました。補足するべき情報があれば、お知らせください。

• グルテンを含む穀物
  製品にはグルテンを含む穀物、すなわち小麦（スペルト小麦やカムート小麦を含む）、ライ麦、大麦、オート麦またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  小麦（硬質小麦と軟質小麦、スペルト小麦、エンマー小麦、一粒小麦、カムート小麦）、ライ麦、大麦、オート麦、トリティカーレはすべてグルテンを含んでいます。したがって、これらから作られた製品はすべて表示が必要です。表示から除外されるのは、
  a) 小麦ベースのグルコースシロップ（デキストロースを含む）
  b) 小麦ベースのマルトデキストリン
  c) 大麦ベースのグルコースシロップ
  d) 農産物由来のエチルアルコールを含む蒸留酒の製造に使用される穀物
• 病状に関する知識
  セリアック病（スプルー）は、グルテンに対する過敏症による小腸粘膜の慢性疾患です。グルテンは多くの穀物に含まれるタンパク質です。この不耐性は生涯にわたり続き、一部は遺伝的に決定されており、現在のところ根本的な治療法はありません。影響を受けた人々がグルテンを含む食品を摂取すると、小腸粘膜に炎症が生じ、広範な腸上皮細胞の破壊が起こります。その結果、栄養素の吸収が悪くなり、未消化のまま腸内に残ります。症状は体重減少、下痢、嘔吐、食欲不振、疲労、不機嫌、子供の場合は成長障害などです。セリアック病の治療法は現在、グルテンフリーの食事療法のみです。セリアック病とは異なり、即時型アレルギー反応（IgE媒介）もあります。イネ科やライ麦花粉によって引き起こされる吸入アレルギーとは異なり、食品アレルギーの主な原因は小麦です。すべての関連小麦品種（スペルト小麦、エンマー小麦、一粒小麦など）も同様に耐えられません。運動誘発性の小麦アレルギーもありますが、これは小麦を含む食品の摂取と運動が組み合わさった場合にのみ発症します。
• 食品製造において注意すべきこと
  わずかな量のグルテンを含む原材料でも、セリアック病や小麦アレルギーの症状を引き起こす可能性があるため、グルテンや小麦を含まない製品の製造には特別な注意が必要です。特にパン屋では、粉塵による汚染を防ぐために完全に分離された生産施設が推奨されます。また、プディングパウダー、ソースパウダー、ソーセージ製品、ポテト製品、スパイスミックス、香料など、他の複合材料の隠れた成分としてグルテンを含む穀物が存在することにも注意が必要です。多くのベジタリアン製品（バーガーなど）に使用される天然の肉代替品「セイタン」は小麦タンパクから作られるため、表示が必要です。

• 甲殻類
  製品には甲殻類またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  甲殻類には、エビ、カニ、シュリンプ、クリル、ロブスター、伊勢エビ、川蟹、シャコなどが含まれます。
• 病状に関する知識
  甲殻類の摂取後すぐにアレルギー反応が現れます。アレルギー反応は生命を脅かす可能性があるため、アレルゲンの摂取を厳格に避ける必要があります。わずかな量でも通常の症状や反応が現れることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  甲殻類の使用は一部の製品に限られますが、特にアジアの食材や加工食品には甲殻類成分が含まれていることがあります。

• 卵
  製品には卵またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  食用として使用されるすべての鳥の卵を表示する必要があります。
• 病状に関する知識
  卵アレルギーは通常、幼児期に発症します。鶏卵は牛乳と並んで子供の食物アレルギーの主要な原因です。学齢期までに多くの卵アレルギーが治ることがあります。強く加熱または焼成された卵が耐えられる場合もありますが、通常はすべての形態の卵を避けることが推奨されます。少量でも軽度から重度の症状や反応を引き起こす可能性があります。
• 食品製造において注意すべきこと
  卵は、焼き菓子（卵洗いを含む）、スナック食品（マヨネーズなど）、加工ソース、デザート、ミルクセーキ、香料など、食品製造に広く使用されています。レシチンも卵から得られる場合があります。また、「オボアルブミン」という成分も鶏卵白を含んでいることを示しています。

• 魚
  製品には魚またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  淡水魚および海水魚のすべての種類がこの不耐性の原因となる可能性があります。
• 病状に関する知識
  魚に含まれるアレルゲンは非常に強力です。少量の魚を摂取したり、調理中の蒸気を吸い込むだけでも魚アレルギーの人に症状が現れることがあります。魚のアレルゲンは非常に安定しており、加熱、漬け込み、燻製などの加工によっても変わりません。通常の症状や反応が現れることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  魚製品は特にアジアの食材や加工食品、加工ソースやドレッシングに隠れていることが多いです。

• ピーナッツ
  製品にはピーナッツまたはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  ピーナッツはマメ科の植物であり、その果実は実際にはナッツではなくマメ科の一種です。エンドウ豆、ルピナス、大豆、インゲン豆などと関連しています。
  ピーナッツまたはその製品が使用されている場合は、これを表示する必要があります。
• 病状に関する知識
  ピーナッツアレルゲンは特に強力なアレルゲンとして知られています。加工過程（加熱、焙煎など）によってもそのアレルゲン性は減少しません。ごく少量のピーナッツタンパクでもアレルギー反応を引き起こす可能性があります。ピーナッツアレルギーには穏やかな反応もありますが、特に子供においては重篤なアレルギー反応（アナフィラキシー）の主要な原因の一つです。摂取すると通常の症状からアナフィラキシーショックに至るまでの反応が現れる可能性があります。
• 食品製造において注意すべきこと
  ごく少量でもアレルゲンが作用するため、食品の選択には注意が必要です。ピーナッツ製品は、加工ソースやドレッシング、スパイスミックス、アジアの食材や加工食品、焼き菓子、デザートなどに含まれることがあります。製品仕様や供給された製品の可能性のある汚染についても確認が必要です。フライ用油脂にはピーナッツ油が含まれる場合がありますし、レシチンもピーナッツから得られることがあります。これらはすべて表示が必要です。

• 大豆
  製品には大豆またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  大豆はマメ科の植物であり、世界で最も重要な油糧種子です。アレルゲン性は高いタンパク質含有量によるものです。すべての大豆製品または大豆が含まれている食品について表示が必要です。
  表示義務から除外されるのは、
  a) 完全に精製された大豆油および大豆脂肪
  b) 大豆由来の天然混合トコフェロール（E306）、天然D-アルファトコフェロール、天然D-アルファトコフェロールアセテート、天然D-アルファトコフェロールサクシネート
  c) 植物油由来のフィトステロールおよびフィトステリンエステル
  d) 植物油由来のフィトスタノールエステル
• 病状に関する知識
  花粉アレルギーの結果として発生する大豆アレルギー（交差反応）は、通常軽度の症状を伴います。しかし、まれに大豆に対して重篤な反応が見られることもあります。アレルギーの程度に応じて、わずかな量の摂取でも通常の症状や反応が現れることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  大豆は主に油の製造や飼料植物として使用されます。この植物から得られる一般的な原材料は、乳化剤として使用される大豆レシチンです。大豆レシチンは、加工ソースやドレッシング、クーベルチュールやヌガー、マーガリン、インスタントカカオなどに含まれることが多いです。
  大豆製品は大豆ミルク、豆腐、テンペなどとして多くのベジタリアン食品に含まれています。また、調味料として広く使用される醤油も大豆製品です。その他、アジアの食品やソーセージ、焼き菓子に隠れていることもあります。

• 乳
  製品には乳（乳糖を含む）またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  乳および乳製品は、人間の栄養において重要なタンパク質とカルシウムの供給源です。不耐性反応は、乳タンパク質に対するアレルギーと乳糖に対する不耐性の両方が知られています。
  表示が必要なのは、牛乳だけでなく、バッファロー、ヤギ、羊などの乳です。
  表示から除外されるのは、
  a) 農産物由来のエチルアルコールを含む蒸留酒の製造に使用される乳清
  b) ラクチトール
• 病状に関する知識
  乳製品に対する不耐性には、乳タンパク質アレルギーと乳糖不耐症の二種類があります。
  乳糖不耐症はアレルギーではなく、乳糖の処理に問題がある状態です。この不耐性は、通常小腸に存在する酵素ラクトースの不足によって引き起こされます。この酵素は、乳糖を分解し、体に吸収されるようにします。症状は、けいれん、膨満感、下痢などの胃腸症状です。症状を引き起こす乳糖の量は個人によって異なりますが、乳タンパク質によるアレルギー反応を引き起こす量よりもはるかに多いです。
  乳タンパク質アレルギーでは、体が乳中のタンパク質に対して免疫反応を示します。乳糖不耐症とは異なり、他の臓器系（皮膚、粘膜、呼吸器、心血管系）にも影響を及ぼす可能性があり、アナフィラキシーショックに至る反応が現れることもあります。アレルゲンの種類によっては、特定の乳製品（バター、クリーム、長期保存ミルクなど）が許容されることもありますが、アレルギー患者自身が知っています。乳は子供のアレルギーの主要な原因の一つであり、多くの場合、学齢期までにアレルギーが治ることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  乳製品は、甘いイースト生地を含む焼き菓子によく使用されます。ホワイトブレッドやミックスブレッドでは、バターミルクパウダーが使用されることがよくあります。ただし、焼き菓子製品にも乳製品が含まれていることがあるため、すべての小型パン（ロールパン、スティックブレッドなど）がそれらから自由であるとは限りません。
  乳製品はマーガリン、ソーセージ、スプレッド、ポテト製品、パン粉、デザート、ヘーゼルナッツクロカント、マヨネーズなどにも含まれています。香料やスパイスミックス、結合剤も乳製品を含むことがあります。乳糖は多くの乳製品に含まれる天然成分であり、多くの食品にも添加されています（例：ソーセージ）。熟成発酵によって乳糖が分解されるハードチーズやヨーグルトなどの乳製品は、乳糖をほとんど含まないか、全く含まないものもあります。

• ナッツ
  製品にはナッツ、すなわちアーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミ、カシューナッツ、ペカンナッツ、ブラジルナッツ、ピスタチオ、マカダミアナッツおよびその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  「ナッツ」という用語は、異なる植物ファミリーのナッツのグループを指します。食品表示規則に基づき、アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミ、カシューナッツ、ペカンナッツ、ブラジルナッツ、ピスタチオ、マカダミア/クイーンズランドナッツが含まれます。
• 病状に関する知識
  ナッツに含まれるアレルゲンは異なる程度に強力です。例えば、シラカバ花粉アレルギー患者は、加熱により破壊されるヘーゼルナッツやアーモンドのアレルゲンに対して交差反応を示すことがよくあります。アレルギー反応は口腔内や喉の痒み、かすみ、かゆみなどに限られることがあります。他のナッツのアレルゲンは、調理や焼成によっても破壊されず、少量でも重篤な反応を引き起こすことがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  わずかな量でもアレルゲンが作用するため、食品の選択には注意が必要です。ナッツは多くのパン屋/菓子店製品に含まれており、特に「スイートクラム」の加工時に注意が必要です。また、ソーセージ製品、加工ソースやドレッシング、ポテト製品、デザートなどにも含まれることがあります。ナッツ含有原材料からナッツフリー原材料への移行、またはナッツ含有製品とナッツフリー製品の展示において、汚染が生じる可能性があります。

• セロリ
  製品にはセロリおよびその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  セロリは草本植物であり、根と葉が食用として利用できます。強い香りと風味を持つ精油がスパイスとして広く使用されます。
• 病状に関する知識
  セロリは、成人において最も一般的で強力な食品アレルゲンの一つであり、診断された食品アレルギーの約40％を占めます。生野菜だけでなく、調理されたものやスパイスとして（セロリ塩）使用されるスープやサラダでも、さまざまな重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
• 食品製造において注意すべきこと
  セロリは高度にアレルゲン性のあるスパイスであり、ソーセージ製品、多くの調理済み食品、加工ソース、サラダドレッシング、スパイスミックス、エキス（特に野菜や肉のブイヨン）に含まれています。

• マスタード
  製品にはマスタードおよびその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  マスタードは、白、茶色、黒のマスタードの種子から作られる辛味のあるスパイスです。一般的には、マスタードシード（全粒）、マスタードパウダー（粉末）、調味料としてペースト状に加工されたテーブルマスタードとして使用されます。
• 病状に関する知識
  マスタードのアレルゲンは非常に熱安定性が高く、酵素処理にも非常に安定しています。マスタードアレルギーがある場合、少量でも通常の症状や反応が現れることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  マスタードはセロリと同様に多くの調理済み食品、加工ソース、サラダドレッシング、スパイスミックス、エキス（特にソーセージ製品）に含まれています。また、パンやロールパンにも使用されることがあります。

• セサミシード
  製品にはセサミシードおよびその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  セサミは、セサミ科の植物であり、広く栽培されています。
  表示が必要なのは、その高いアレルゲン性のために、種子、つまりセサミの種子です。
• 病状に関する知識
  油糧種子のアレルゲンは加熱や焙煎によっても変わりません。アレルゲンとしてはドイツで知られていますが、他のアレルゲンに比べて発生頻度は低いです。セサミアレルギーはしばしば重篤な反応（アナフィラキシー）を伴います。わずかな量でも通常の症状や反応が現れることがあります。セサミ油のアレルゲン性ははるかに低いようです。セサミ油の製造過程で多くのアレルゲンが失われるためです。
• 食品製造において注意すべきこと
  セサミシード製品（特にセサミソルト「ゴマシオ」）は、多くの加工ソースやドレッシングに含まれています。さらに、パンや小型パンにトッピングとして使用されることが多いです。中東地域では、セサミは菓子（シリアルバーなど）の製造にも使用されます。

• 二酸化硫黄および亜硫酸塩
  製品には二酸化硫黄または亜硫酸塩が10mg/kgまたは10mg/l以上含まれています。
• 表示すべき内容
  二酸化硫黄（SO2）および亜硫酸の塩である亜硫酸塩は、食品の保存料および酸化防止剤として何世紀にもわたって使用されてきました。添加物としてはE番号（E220 - 228）で表示されます。
  最終製品に10mg/kgまたは10mg/l以上の二酸化硫黄または亜硫酸塩が含まれる場合、表示が必要です。
• 病状に関する知識
  二酸化硫黄および亜硫酸塩は、特に喘息の人々にとって重篤な過敏反応の原因となる可能性があります。
• 食品製造において注意すべきこと
  食品産業では、二酸化硫黄はE220として保存料および酸化防止剤として使用されます。特に乾燥果物（プラム、アプリコット）、乾燥野菜、刻み野菜（ホースラディッシュなど）、砂糖漬け果物（オレンジピール、レモンピール）、ポテト料理、果汁、ジャム、ワインに使用されます。ワイン発酵の副産物としても亜硫酸塩が生成されます。

• ルピナス
  製品にはルピナスまたはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  ルピナスは庭の花として、また飼料植物として知られています。しかし、食事の添加物としても使用されます。ルピナスは多くのタンパク質を含んでいるため、乳タンパク質アレルギーやベジタリアンの食事に適しています。ルピナス粉は、グルテンフリーのパン製品やセリアック患者向けの食事の製造にも適しています。
• 病状に関する知識
  わずかな量でも通常の症状や反応が現れることがあります。純粋なルピナスアレルギーはまれです。通常、ルピナスアレルギーはピーナッツアレルギーの交差アレルギーとして発生します。両者は植物学的に関連しています。
• 食品製造において注意すべきこと
  ルピナスはパンの改良剤、小麦グルテン製品、パンミックスに頻繁に使用されます。また、マルチグレインパンにも、鮮やかな黄色で目立つため使用されることがあります。多くのベジタリアン食品の肉代替品もこの原料を基にしています。その他、ソーセージ製品（ひき肉製品）、デザートなどにも含まれることがあります。

• 軟体動物
  製品には軟体動物またはその製品が含まれています。
• 表示すべき内容
  食用の軟体動物には、イカ、貝、カキ、陸生のカタツムリが含まれます。
• 病状に関する知識
  軟体動物に含まれるアレルゲンは甲殻類のアレルゲンと関連しています。アレルギーの観点から重要な軟体動物は、イカとカタツムリです。わずかな量でも通常の症状や反応が現れることがあります。
• 食品製造において注意すべきこと
  軟体動物の使用は一部の製品に限られます。最も一般的には、魚のサラダ、デリカテッセンのサラダ、料理、パエリア、アジアのソースやスープに使用されます。

• 製品には表示が義務付けられているアレルゲンは含まれていません
  このシンボルは、食品に表示が義務付けられている14種類のアレルゲンのいずれも含まれていない場合に使用されます。このシンボルを使用することが重要であり、シンボルをまったく表示しないと、消費者がその製品に対して何の表示も行われていないと誤解する可能性があります。

• 製品に含まれるアレルゲンについての情報は提供されていません
  食品に含まれるアレルゲンについて安全な情報を提供できない場合は、疑問符のシンボルを使用してください。これにより、消費者は安全のためにその製品を摂取しないように見えます。また、パッケージされた商品についての表示に使用することもできます。

• ベジタリアン（卵乳菜食主義）
  製品には「動物の死体からの材料」が含まれておらず、動物性材料としては卵、乳、蜂蜜のみが使用されます。
• 卵乳菜食主義者は、植物性食品の他に卵と乳を消費します（「オボ」は卵を意味し、「ラクト」は乳を意味します）。
  このシンボルは、この栄養形態に適している場合に使用されます。製品が完全に動物性材料を含まない場合は、「ビーガン」のシンボルのみが使用されます。

• ビーガン
  製品には動物性材料が一切含まれていません。
• ビーガンは、肉や魚だけでなく、乳、卵、蜂蜜などのすべての動物性製品を食事から排除します。
  このシンボルは、この栄養形態に適している場合に使用されます。

• 生食
  製品には、製造過程で加熱されていないか、完全に未加工の材料が含まれています。生乳製品、卵、生肉も含まれます。
• 生食には、新鮮で加熱されていない植物性および動物性の食品が含まれます。多くの場合、未加工の食品を指します。
  製造過程で少し高温にさらされた食品（蜂蜜、コールドプレスオイル）、乾燥果物、乾燥肉または魚、酸味を加えた野菜、冷燻製品も含まれます。
  非ベジタリアンの食事では、生魚や生肉もこのカテゴリーに含まれます。このシンボルは、これらの基準を満たすすべての食品に使用されます。

• 全粒粉
  製品には、使用されるすべての粉やフレークが、全粒穀物（胚芽と外皮を含む）から直接製造されています。
• 全粒粉および全粒粉砕粉は、精製された穀物のすべての成分を含む必要があります。加工前に外皮を取り除くことができます。
  全粒粉製品には、全粒粉だけでなく、全粒フレーク（オートフレーク、スペルトフレークなど）や全粒砕粉も含まれます。栄養生理学的に見て、特定の消費者にとって全粒粉製品を購入することが重要です。このシンボルは、使用されるすべての穀物が全粒粉として製粉されている場合に使用されます。
  焼き菓子のように、全粒粉穀物が90％だけ使用される場合は、このシンボルは使用されません。

• 地域産
  製品の材料の少なくとも70％が自地域で栽培または製造されています。顧客に対する補足説明が推奨されます。
• 地元産の食品を購入または消費することは、ますます多くの消費者にとって重要です。しかし、「地域産食品」という表現には明確な法律はありません。したがって、販売者の見解と消費者の期待によります。
  シンボルの使用は透明性を持って行われるべきです。以下の表現は、実践的な実装に役立ちます：
  - 未加工の食品（果物、野菜、肉、魚など）の場合、地域内で栽培または飼育されていることが条件です。これには、例えば50kmの範囲や特定の地域（ブラックフォレストなど）が含まれます。
  - 加工食品（ソーセージ、焼き菓子、レストラン料理など）の場合、材料の少なくとも70％が自地域で生産されたものです（上記の定義）。レシピには、技術的に必要な原材料（砂糖、塩、カカオ、セサミなど）が含まれる場合があります。

• 有機
  有機農業の基準に従って（ライセンスを受けて）製造された製品
• 有機シールは、包装された製品の有機成分を明確に示しています。特に、直接販売されていない（共同食事、ビュッフェ、メニューなど）場合、食品が有機的に生産されたかどうかは明確ではありません。このシンボルは、製品を適切に表示するために使用されます。透明性と消費者保護の観点から、表示が適切かどうかを正確に確認することが重要です。「有機」と表示するためには、企業が有機認証を受けている必要があります。

• ハラール
  「イスラム法」に基づいて製造された製品
• "ハラール"は「純粋」、「許可された」という意味であり、イスラム教の観点から許容されるものや行為を含みます。特定の食事規定や食品が含まれます。例えば、草食動物（鶏肉、牛肉、羊肉）の肉で、特定の規定に従って屠殺されたもの（いわゆるシャヒーダー）などです。また、牛乳、新鮮な果物、野菜、卵、植物油も含まれます。
  禁止または禁止されている食品には、豚肉やその成分を含む製品、豚ゼラチン、アルコール、アルコールを含む食品、血液を含む食品が含まれます。
  シンボルを使用する前に、使用する製品がハラールの要件を満たしていることを正確に確認し、特に肉製品については、対応するシールを確認してください。

• コーシャ
  ユダヤ教の食事規定に従って製造された製品
• ユダヤ教の食事規定は、宗教によって形作られた伝統的な規定であり、トーラーの食事規定に基づいています。食事の規定には、「コーシャ」（許可された）と「トレーファ」（許可されていない）が含まれます。カシュルートと呼ばれる食事規定には以下の基本的な側面が含まれます：
  1. 許可された動物と許可されていない動物の区別
  2. 血液摂取の禁止
  3. 「肉製品」、「乳製品」、「中性食品」の区別
  4. 製造プロセスに関する特別な規定
  コーシャシンボルの表示には、使用される食品が実際に対応する食事規定に準拠していることを確認する必要があります。これを対応するシールや証明書で確認してください。
  さらに、加工や提供の際に考慮すべき要素もあります。

• 辛味成分
  辛味成分を含む製品
• 辛味成分はすべての消費者に適しているわけではなく、望まれていない場合もあります。このシンボルを使用することで、消費者は製品が自分の要望や要件に合っているかどうかを確認できます。

• ニンニク
  ニンニクを含む製品
• 顧客と頻繁に接触する職業の場合、ニンニクの消費による口臭を避けるためにニンニクを避けることが一般的です。このシンボルを使用することで、消費者はその料理を摂取するかどうかを決定できます。

• ショウガ
  ショウガを含む製品
• 一部の消費者は、ショウガの味や辛味を特に嫌うことがあります。このシンボルを使用することで、消費者は意識的に選択することができます。

• アルコール
  アルコールまたはアルコールの味がする成分（ラム風味など）を含む製品
• 健康上の理由からアルコールを避ける必要がある人もいます。特に、かつてアルコール依存症であった人々（断酒者）は、アルコールを含む製品やその味を摂取すると、再発する可能性があります。アルコール（またはその味）が前処理製品に含まれているかどうかは明らかでないことがあるため、シンボルの使用には正確な確認が必要です。

• グルテンフリー
  製品はグルテンを含む成分を追加せずに製造されています。さらに、原材料や製造時のすべての潜在的な汚染を避けるようにしています。目標とするグルテンの最大含有量は、食品1kgあたり20mg以下です。
• ドイツセリアック協会が発行する公式の「グルテンフリー」シンボルとは異なり、私たちのシンボルはグルテンを含む穀物を含まない食品の製造に使用されます。したがって、小麦種（小麦、スペルト小麦、デュラム小麦（硬質小麦）、エンマー小麦、一粒小麦など）、ライ麦、大麦、オート麦から作られた粉、砕粒、フレークは使用されません。
  グルテンフリーの患者は、最小限のグルテン含有量を頼りにできる必要があるため、製造にはGHP（良好な衛生慣行）が適用されるべきです。法的には、食品1kgあたり20mg未満のグルテン含有量が必要です。
  シンボルを使用する前に、グルテン汚染の制限値が守られていると確信できる場合にのみ使用してください。

• ラクトース/乳糖
  製品のラクトース（乳糖）含有量は食品1kgあたり100mg未満です。
• 乳糖不耐症の消費者にとって、食品に含まれる乳糖の量ができるだけ低く、理想的にはゼロであることが重要です。
  乳やその成分を含まないすべての製品は基本的にラクトースフリーです。
  食品に乳が含まれている場合は、詳しく調べる必要があります。乳糖は、長期間の熟成プロセスによって分解されることもあります（特定のチーズなど）。また、酵素によって変換されることもあります。このようにして、市販のラクトースフリーのヨーグルト、乳、クリーム、チーズが生まれます。

• ヨウ素添加なし
  製品にはヨウ素（ヨウ素塩など）が添加されていません。
• 長年にわたり、塩のヨウ素化は食品産業の標準でした。また、工業的に製造された製品には直接ヨウ素が添加されることもありました。
  しかし、一部の消費者は、食品に添加されたヨウ素を避けたい、または健康上の理由（甲状腺疾患など）から避けなければならない場合があります。
  このシンボルは、使用されるすべての材料（特に塩）にヨウ素が添加されていない場合に使用されます。

• 添加されたプレス酵母なし
  特に焼き菓子にプレス酵母（ベーカリーイースト）が使用されていない製品
• ほとんどのパン、ロールパン、甘い生地はプレス酵母（キューブイースト）を使用して膨張させます。ただし、焼き菓子を適切に膨らませるための代替手段もあります。適切に引き出されたサワー種や発酵種によって、生地自身の酵母によって膨張が行われることがあります。代わりにベーキングパウダーを使用しても、軽いクラムを作ることができます。
  このシンボルは、レシピおよびその前段階のすべてにプレス酵母が使用されていない場合に使用されます。

• 添加物なし
  製品には添加物が一切含まれていません。含まれる成分にも、キャリーオーバー規則のために表示されない添加物も含まれていません。

• 遺伝子組み換え成分なし
  製品の製造過程で、遺伝子組み換え成分が一切使用されていません。この0.0％の定義は、飼料（動物の飼育に使用されるもの）、酵素（およびそれらから得られる株）、添加物および加工補助剤にも適用されます。

• 牛肉
  牛の肉（家牛、野牛、および水牛やバイソンを含むさまざまな種）

• 豚肉
  家畜豚の肉

• 鶏肉
  食用の鳥（家禽、野禽）から得られる肉（鶏肉、七面鳥、ガチョウ、アヒル、野禽、ハト、ヤマウズラ、キジ、野鴨、ダチョウ）

• 羊肉
  羊の肉（子羊肉、成羊肉、羊肉）

• 山羊肉
  家山羊の肉

• 野生肉
  野生の動物の肉（エルク、イノシシ、ウサギ、カンガルー、アザラシなど）、野禽を除く

• 魚
  人間の食用に適した淡水魚および海水魚

• 昆虫
  人間の食用に適したまたは食品として認可された昆虫